梨本圭、2005年全日本選手権JSB&8耐参戦記念ブログ

Stand up

岡山まで応援に来てくれたみんな、本当にありがとう。

さてレースの方だけど、すでにご存知のように、予選は7番手、決勝は18番手というリザルトで終わりました。たぶんハタから見ていると「ああ、やっぱしドライは厳しいんだろうな」という感じだったと思うんだけど、自分の走りとしては今期の中でもかなり集中していい走りが出来たレースだった。タイヤも含め状況はけして優しいものではなかったけど、でも鈴鹿以降トライしたことが僅かながら身を結んで、順位はともかく、自分では納得できたのがよかった。22ラップ目がベストラップという、最後まで諦めることなく全開でトライできたレースだった(ナグたん、川瀬さん、八木君に離されたのは悔しかったけど)。

最近感じるのは「岡山は11年ぶり」「菅生は7年ぶり」とかいうことが、ほとんど関係なくなってきたということ。だいたいどのコースでも走り出して5周もすれば、決勝レースラップのアベレージタイムくらいはマーク出来るようになった。レースを戦う場合「問題はそこから」つまり、さらにレベルアップを狙って諸々のセットアップを進めていかなくちゃならないんだけど、まあそこに話を戻すと面白くないので、ここであえて個人レベルの推移ということで考えてみると、要点は「いつ頃からそういう感覚になったのか」ということだ。

初ポイントを獲得したAP、13位でゴールした鈴鹿300kmあたりで、ようやく「K5」の前後アクスルシャフト突端間、クランクシャフトとアクセレレーションの関係にまで神経が到達した感じがあった。ただそれを的確に動かすための重心位置や操舵タイミングにはまだ自信がなかった。

ターニングポイントは、秋吉君に大幅にセットアップを改良してもらい、8耐直前に鈴鹿で13秒台をマークするようになってから。それまで大きな大きな壁だった「14秒」と「13秒」の間には、具体的に「これだ」という要因がなく、あくまで微細なリズム感の総意とでもいうような、僅かな差異に気付けたこと。これは明日夜までに20P分くらいの原稿を抱えている今書き出せるようなシンプルなものではないんだけど、分かりやすく例えると「難解な流れの中に身をおき続けたことで、流れを理解する前にいつの間にか自分もその流れの一端を担うリズム感を得ていた」という感じかな(う~む分かりにくい・・・)

「久しぶりに走るから」というエクスキューズは社交辞令以外の何物でもないな、というのが今回の岡山でもよく分かった。やはりレベルの高いレース界に居続けることでしかけして養われることがない感覚というものがあるんだな、と強く感じた。

「ピットから出て行って、1コーナーでマシンの状態が大体分かる」
というようなことを秋吉君とよく話していたんだけど、俺は例えばトミンで市販車をテストするときにはこれで本当に分かる。ただJSB乗り始めの頃は、いいのか悪いのかサッパリ分からなかった。それが今では、1周すれば大体分かるようになった。あえてレース結果を無視して自分のスキルレベル推移という観点から見れば、これはこれで面白い現象だと思う。

最終戦は、その総体をぶつけて挑むつもり。とにかくやれることはすべてやって、今の自分のレベルで妥協のないマシンを作り上げて勝負してやる、と思ってます。

みんな、アソビに来てくれよ!
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by kei74moto | 2005-10-17 21:12 | 全日本選手権JSB
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